人間関係の改善のために

● 人間関係の改善のために

「人間関係の問題」により転職を選ぶ看護師が増えています。けれども、「人間関係の問題」のために転職すると、転職先でそれ以上の困難にぶつかり、数か月たたないうちに再び転職してしまう、そういう悪循環に陥っている方もいます。
「前の職場のほうが、施設も充実していたし、今の状況よりもまだ我慢できた…」「さらに腕試しを執拗にされるのでつらくなってしまった」など、『中途採用者』に対する風当たりというものは、思った以上に大変きつく、後悔してしまうことが多々あります。
すべて自分のせいとは言いませんが、なぜか悪のスパイラルに入ってしまうとなかなか抜け出せません。「今よりちょっと人間関係がよくなって、コミュニケーションがスムーズにいくようになったら、お互いに助け合うことが出来て楽になるのではないか」。どのようにしたら、今よりちょっと「のびのびと実力を発揮できる職場」「互いの良さを認め合い助け合える職場になるのでしょうか」。

● 自分から話しかける努力を

もっとも簡単な方法は「挨拶」と「話しかけること」です。たとえ前の日にいろいろとあったとしても、挨拶は頑張ってしましょう。一度声を出すことで、次の言葉が続きやすくなります。挨拶が出来なかった日は、話しかけにくい一日になってしまいます。
「話しかける」内容は仕事のことだけでも構いません。声を何度もかけているうちにプライベートのこともぽろっと出たりすると、「思ったよりもいい人だった」と新発見できることもあります。できるだけ丁寧にできれば笑顔で話しかけてみましょう。
「苦手だな」という思いは、話しかけていく回数が増えるだけ和らいでいくはずです。

● 進んで仕事を引き受ける

「先輩から嫌な仕事ばかり回される」「あの人は自分の受け持ち以外一切しない」など、いやな仕事ほど押し付け合いになったり、もめごとのもとになったりします。
自分の仕事をきちんとこなした上で、余裕があったら仕事を引き受けるようになると「悪口の対象」になりにくくなります。悪口や陰口、いやな仕事を押し付ける人は「あなたが嫌な顔」をすることを期待してそうしています。「はい」と笑顔で引き受けたら、相手は悪意を持ちにくくなってきます。
もちろん、自分がいっぱいいっぱいの状態の時にとはいいません。余裕があるときにちょっと笑顔を浮かべて「はい」というだけでだいぶ印象が違くなります。
 
● 指導の立場なら

顔を真っ赤にしながら大声で患者や同僚がいる前で怒鳴られる。このような怒り方(指導)をされると、相手は指導ではなく「怒られている」「罵倒されている」と感じます。そのため、たとえあなたが相手のことを思って「真剣に大事なことを指導している」としても、相手に伝わりにくくなってしまいます。
「何やってるの!!」ど思わず怒鳴りたくなってしまったら、先ほどと同様鋭いペン先やある一点を注視します。鋭い怒りは10秒ほどたつとすっと消えますから、それを待って冷静に丁寧に具体的に相手に指導しましょう。また、相手がミスでパニックになっているときは話しかけても伝わりにくくなる場合があります。その処置を引き継ぎ、相手が落ち着いてから伝えるようにしましょう。

● ありがとうからはじめてみる

「日々の業務に流されて自分自身の価値や目標を見失ってしまう」
日々患者さんのために過酷な業務をこなしているうちに、つい無感動になってしまいます。看護師の仲間とも連携し分担し合うのが当たり前のため、「ありがとう」「助かった」「気が利くね」など、感謝の言葉を口にすることが少なくなってしまいます。相手をほめたり感謝する気持ちを声に出して伝えましょう。意外なほど気持ちよくスムーズに働くことが出来ます。
また、一人が言うようになると、「いいことは伝染」しますので、周囲も次第に感謝の言葉であふれてくるようになってきます。
 

● 看護の実践力を磨く
 
患者さんの命を預かる現場ですから、「正確な状況判断と素早い処置」、看護の技術力は欠かせません。どんなに笑顔でも注射が痛かったら患者さんのためになりませんし、急性期看護などは命にかかわりますから、スピードと正確さ、ノーミスの処置が大変重要になってきます。
人間関係がつらいと感じる場合、やはり一日も早く看護の技術と知識を身に着けていくことが大切です。実力が付くにしたがって周囲も認めてくれるようになり、嵐のようだった人間関係のストレスも次第に減っていきます。つらいと思ったら、それをばねにして、勉強や周囲の実力のある看護師の仕事の様子をしっかりと見て技術を盗んでください。

★ 人間関係を良好にする方法
参考⇒ http://www.asahiculture-tachikawa.com/kangosi_ninngennkannkei8/